こんにちは!訪問型不登校支援員🍆なすびです!
前回の記事 「不登校のAくんと僕が出会った日 〜自然学校での挑戦〜 -前編-」 では、Aくんとの出会いと初日の出来事をお話ししました。
今回は、その続きのお話です😊
Aくんの小さな一歩 〜2日目〜
2日目の午後、Aくんが到着したという連絡が入りました。
すると先生が「なすびが待ってるから、一人で行っておいで」と声をかけたそうです。
普段は大人と一緒に行動することが多いAくん。でも、この日は 一人で駐車場から5分の距離を歩いてくることに挑戦!
僕はワクワクしながら待っていました。
そして——
自信に満ちた表情で歩いてくるAくんの姿が見えました。
この瞬間、「この子は確実に成長してる」と確信しました😊
2日目の体験活動は 藍染。
Aくんは自分の作品に満足したようで、素敵な笑顔を見せてくれました。
3日目は休養、そして迎えた4日目
3日目はお休み。
Aくん自身が「休みたい」と言ったわけではなく、僕と先生が 「明後日の登山に向けてしっかり休もう」 と伝えたんです。
そして迎えた4日目。
早朝、Aくんは 遅刻することなく元気に来てくれました!
この日のメインプログラムは 登山。
かなり体力を使うプログラムだったので、Aくんには 3つの選択肢 を用意しました。
- みんなと同じコースで登る
- 登山せずに、僕と一緒に敷地内を探検する
- 登山には行くけど、途中のポイントで引き返す
いよいよ決断のとき。
Aくんは 「登ってみようかな」 と言いました😊
初日とは違い、表情にも自信が見えています。
「わかった!ずっと一緒にいるからね。」
そう声をかけると、Aくんは笑顔で応えてくれました。
Aくんの優しさがあふれた登山
登山が始まると、Aくんは全然辛そうな顔をせず、むしろ 僕をいじったり冗談を言ったりするほどの余裕!
そして、この登山でAくんの 優しさが爆発する出来事 がありました。
僕が トゲだらけの木に気づかず引っかかってしまった ときのこと。
近くにいたAくんは 迷わず僕を助けようとしてくれました。
手をケガしながらも、すぐに行動してくれたんです。
周りの子どもたちが驚いている中、Aくんだけが真っ先に動いてくれた。
「ごめんな、ケガさせちゃって… でも、本当にありがとう。」
そう伝えると、Aくんは安心したように笑いました。
「人を助ける優しさ」も、この短期間で彼の中にしっかり育っていたんです。
頂上で見た景色
引き返し地点に来ても、Aくんは 「まだ登る!」 と言い、頂上まで登り切りました。
山頂で一緒に綺麗な景色を眺めたとき、僕は この子の成長を心から感じました。
下山してもAくんは 「まだ全然平気!」 と余裕の表情。
その夜のキャンプファイヤーも、みんなと一緒に楽しんでいました😊
最終日 〜Aくんからのプレゼント〜
最終日、全てのプログラムが終わり、学校で最後のお別れ。
そのとき、Aくんから プレゼント をもらいました。
これは 3日目のお休みの日に、学校で作ってくれたもの。
僕が 名札を忘れていたことに気づき、「代わりになるものを作ろう」と思った そうです。
手紙と一緒に渡されて、僕はもう… ボロボロに泣きました。
本当に嬉しくて、ありがたくて、楽しかった思い出が一気に溢れ出しました。
Aくんの変化、そして僕の決意
その後、Aくんとお母さんに何度かお会いする機会がありました。
この自然学校の後、Aくんは 初めて6時間目まで学校に行けるようになり、「〇〇やりたい!」と自分の意思を伝えられるようになった そうです。
このとき、僕は確信しました。
「この子と出会えたことで、僕は自分の道を見つけた」
「この子のように、不登校の子に自信をつける支援をしたい」
Aくんとの出会いは 僕にとっての人生の分岐点 でした。
最後に
誰でも 人生を楽しむ権利 はあります。
そして、楽しむ方法も必ずあります。
✅ 自信を持ってください。 ✅ やりたいことを、全力でやってみてください。
どうしても自信が持てないなら、いろんな人に相談してみてください。
きっと 新しい視点が見えてくる と思います😊
読んでくれてありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう✨
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