不登校のAくんと僕が出会った日 〜自然学校での挑戦〜 -前編-

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こんにちは!訪問型不登校支援員🍆なすびです!

今回は、僕が不登校支援を始めようと思ったきっかけについてお話しします。

実は僕自身、元・不登校の経験者です。しかし、それだけではなく「ある出来事」が、僕に支援を決意させる大きな転機になりました。

それが、兵庫県の小学校5年生が4泊5日の自然体験を行う学校行事、『自然学校』 での出会いでした。

Aくんとの出会い

3年前の自然学校で、僕はAくんと出会いました。

彼は不登校でした。

事前の情報では、「能力はあるのに自信がなく、学校にもほとんど行けていない子」と聞いていました。自然学校に対する不安も大きく、「1日でも参加できたら万々歳」と先生は話していました。

この子と関わるとき、僕は 『徹底的に寄り添って、時々背中を押す』 ということを大切にしました。

自然学校初日

初めてAくんと対面したとき、彼はとても緊張した顔をしていました。

「お弁当、一緒に食べよ😊」

僕が自己紹介した後、最初にかけた言葉です。

彼との距離を自然に縮められるように、少し離れた位置から声をかけました。

でも、話をしても「うん、そうやね」と短く答えるばかり。

それでも、焦らずゆっくり関わることを心がけました。

初めてのチャレンジ

その後の体験活動「カヌー・カヤック」。

Aくんは「不安…」と固い表情をしていました。

すると、先生が「なすびさんと一緒に乗ったら?ずっとついてきてくれるよ!」と提案してくれました。

それを聞いたAくんは、少し迷ったあと、「じゃあ、一回やってみようかな?」と、初めて前向きな言葉を口にしました😊

「できた!」の瞬間

いざ始めると、最初はくるくる回ってしまい苦戦していたAくん。でも、コツをつかむとすぐに前に進めるようになりました!

僕も本当に嬉しくて、「すごいやん!」と一緒に喜びました。

さらに、次のカヌー体験では「見守ってるからね」と一言かけるだけで、クラスメイトと一緒に挑戦することができたのです。

子どもって、たった一瞬で大きく成長する。その瞬間を見るのが、僕は本当に大好きなんですよね。

「また明日、会えるのを楽しみにしてる!」

夕方、Aくんが帰るときにハグをしながら伝えました。

次の日、Aくんは元気にやって来ました。

最終日にお母さんから聞いた話ですが、その日のAくんは家で 「なすびと〇〇する!」 と楽しそうに話していたそうです。

この話を聞いたとき、僕の心の中で 「あぁ、こういう関わりが子どもを支えるんやな」 と確信しました。

Aくんとの思い出の品

Aくんと過ごした自然学校は、僕にとって忘れられない大切な経験になりました。

そして、彼との思い出の品があります。

それを見ると、僕は勇気をもらい、「負けるか!」って気持ちになれるんです。

この品にまつわるエピソードは、また次回お話ししたいと思います。

この経験が、僕の考え方を大きく変えることになりました。

そして、Aくんとの出会いを通じて、僕は不登校支援について深く考えるようになりました。

なぜ、僕は支援をしようと決めたのか?

次回の記事では、その想いについてお話ししたいと思います。

読んでいただきありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう😊

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